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職種研究のツボ

「好きなことを職に」「将来性のある職に」「手に職をつける」etc…… 職種の選び方はさまざまです。
だからこそ、どうやって決めればいいのかも迷うもの。
このコーナーでは、「仕事」についてどう考えて就活するといいか紹介します。

「業界研究」と「職種研究」は、同時並行がベスト!

改めて「業界」と「職種」の違いをご紹介しましょう。

まず、「業界」とはどんなサービスを誰に提供しているのか、その経済活動を分類したものです。その同じ経済活動を行っている企業の集まりが「業界」です。一方「職種」とは一つの企業の中でさまざまな業務が存在しますが、その業務の種類をさします。顧客に商品を販売する仕事=営業、出入金の管理をする仕事=経理、などの分類です。

仕事を選びキャリアを積んでいくという時に、「業界」にこだわるのか「職種」にこだわるのか、という最初の分岐点が存在します。いわゆる、一つの業界の中で発生するさまざまな業務を体験することで、その業界のエキスパートになる道、または一つの業務を徹底的にきわめることで、その仕事のエキスパートになる道という選択肢です。

はじめて就職しようという皆さんは、最初から「この業界!」とか「絶対この仕事!」と決められないものです。そこで、「まず最初に業界や職種を決めなくては」と思いこむ必要はないでしょう。世の中にはどんな業界があって、どんな職種があるのか、「なんとなく、これは興味がある分野」「自分になんとなく向いているんじゃないか」ぐらいの気持ちで選んでみましょう。

また、業界研究と職種研究のどちらを先にやるべき、というのもありません。業界研究をすすめながら「ふ~ん、この業界にはこんな仕事があるんだぁ」というように、同時に職種を考えていくといいでしょう。逆に、興味のある職種をピックアップしたら、その職種はどの業界にあるのか、その業界内ではどんな仕事内容になるのかも調べるという風に、業界と職種の研究は同時並行がベストです!

どうやって志望職種を決めるのか?

適職と言われるのは、「業界」よりも自分に適した「職種」のこと

よく、「適職診断」というのを耳にするかと思いますが、これは「あなたに適した職種」を診断するというものです。診断方法は日ごろの行動や考え方の傾向を問う質問に、よく当てはまるとか、あまり当てはまらない、などと回答していくもの。

こうした診断結果から、「外向性」「緻密さ」「探究心」などに分類された項目の、どの項目のポイントが高いかで、向いている職種をいくつか診断してくれるのです。

就職活動をスタートさせたばかりの方にとっては非常に参考になる資料でしょうし、自己分析を進める上でも自分を整理するために有効なものです。

迷ったら「好きなこと」の他に「苦痛に感じたことがないこと」を探してみるのもテ。

まったく、どの職種が自分にあっているか決められない、という人は、前述のような適職診断の結果で、いくつか職種をしぼってみるのもいいでしょう。

また、よく「好きなことをリストアップしてみて、それに関連した職種を選ぶ」ということも言われますが、本当に「好きなこと」=「向いている仕事」につながるのでしょうか? また、そもそも「好きなこと」を厳選できないってことも間々あるでしょう。

そこで志望職種に迷ったら、今までやっていて「苦痛に感じたことがない」というのをリストアップしてみる方法もお薦めです。これは、自分自身ではわかりにくいことかもしれませんので、両親や友人に聞いてみるといいでしょう。

例えば、「A君はサークルの集まりの時に、いつも場所の手配や連絡を進んでやってくれるよね」とか。自分自身では、そういった事は別に好きという訳でもない、でも特にやることは嫌じゃない、そんなことがあがってきたら、案外あなたに向いていることなのだと思います。 特別好き・嫌いは意識していないで、よく起こしている行動こそ、無理なく続けていけることなのではないでしょうか? 「これがやりたい!」と熱い方向性が見つからない場合は、そんな中に向いている職業のツボが隠されているかもしれません。